| 「レーニンと労働組合」京都第1回学習会の報告 |
2001年2月24日、京都府教職員互助会館で、京都地域の「労働通信」読者を対象にした
学習会では最初に、今回の学習会の目的とすすめかたについて、つぎの点を確認しました。
<学習会の目的>
<学習のすすめ方>
そのうえで、編集部より上記のテーマにそって、『レーニンと労働組合』のなかからいくつかの点をピックアップした
討論のなかでは、各参加者から『レーニンと労働組合』を読んでの感想や問題意識、とくに現状の労働運動にかかわっているなかで感じている問題意識がだしあわれました。
『レーニンと労働組合』を読んでの感想としては、
「この本を読むまでは、レーニンが資本主義のもとでの革命運動のなかでも、革命後の社会主義建設の過程でもこれほどまで労働組合というものを重視しているとは思ってもみなかった。ここから、いままでの自分たちの労働組合へのかかわり方も総括しなければならないと感じている」
「組合運動でいろいろと矛盾を感じるなかで、自分なりの指針をみいだそうと、大月書店からでているレーニンの労働組合論選集(3分冊)などを読んでいたが、体系的な理論として整理がつかなかった。書店で偶然『レーニンと労働組合』を見つけて読んでみて、当時の情勢との関連でレーニンの労働組合論がどのように発展してきたかを体系的にまとめてあると感じた。そこから法則性をみちびきだして現在に生かしていく必要がある」
といった意見がだされました。
労働組合運動の現状について、どの参加者からも共通して、労働組合が資本の攻勢にたいして年々後退し、はなはだしくはみずからリストラを提案するまでになっていること、労働組合の官僚化がいちだんとすすみ組合民主主義が窒息させられている状況がだしあわれました。また、参議院選挙が近づくなかで組合が民主党候補の選挙動員をやってきていることにたいしてどう対処すべきか、「会社あっての労働者」という労働者のなかの意識にたいしてどう対応すべきかなど、実践的な問題も論議されました。
さらに、70年代の中盤までの労働組合運動の高揚期に組合役員をやっていたある参加者からは、70年代の後半以後、組合運動が後退するなかで自分みずから組合運動から手をひいてしまった結果、職場の同僚とのむすびつきも弱まり、組合の反動化をさらに促進してしまった経験がだされました。その経験を総括し、この1〜2年間、職場委員として職場集会を定期的に開催し、組合員と労働組合とのむすびつきをつよめる活動をおこない、一定の多数派を形成するとりくみをはじめていることが報告されました。ここでも、『レーニンと労働組合』で提起されている問題が重要であるとの意見がかわされました。
また、労働組合活動だけでは、社会主義や革命を実現することはできず、労働組合とならんで前衛党なり、社会主義、共産主義をめざす独立した政治グループがどうしても必要となってくるという意見がだされました。論議は必然的に、日本共産党は前衛党といえるのか(規約からの「労働者階級の前衛党」規定を削除)、ほかに前衛としての役割をはたす組織があるのかという討論へも発展しました。
今回は、たがいの問題意識をだしあうことに重点をおいた学習会となりました。次回以降、各論についてしだいに論議を深めていきたいと考えます。