「労働通信」2004年1月号
一一月九日に衆議院選挙の投票があった。今回、全国的に民主党が議席を増やしたことは、これまでの自民党政治を変えたいという、おおくの人人の意識のあらわれだといえる。かつての自民党の支持基盤が揺らぎつつある。
一方で、共産党、社民党は「惨敗」した。両党ともかつては、労働者、市民に一定の支持を得ていた。それは、両党とも、今日の新しい状況の変化にともなう人人の意識の変化に対応しきれなかったということではないだろうか。
では、今日の状況の変化とは何か? 以前とどこが、どのように変わったのか。この変わった状況にふさわしい労働運動のあり方とはどこにあるのか。これは、私たちが『労働通信』を再刊したときからの問題意識である。
こうした問題を日常的に調査、研究、学習していけるサークルとして、現代労働問題研究会の組織をたちあげていくべく、私たちは昨年、『労働通信』編集部と読者有志で下準備をしてきた。具体的には、この間、関東、近畿、中国、九州地方で、労働者、市民とともに『労働通信』の読者会を開催してきた。この読者会では、それぞれの職場、地域にあらわれている今日の新しい情勢をしっかりつかみ、この情勢に対応した労働運動をどのように転換していくかが共通して討論された。
そのなかで、現代資本主義の矛盾を、職場、地域の実際から、調査分析し、政策にもとずく労働運動を発展させることが、日本全体の人民運動を発展させる上で重要な課題であることをふかめてきた。
こうした活動を基礎に、『労働通信』の紙面の改造をすすめながら、読者を拡大し、読者の力で、現代労働問題研究会の組織を立ち上げる活動を本格的にすすめていきたい。この一年を、労働運動にとっても、現代労働問題研究会にとっても大きな飛躍の年にしたい。