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投稿者: rodo-info 投稿日時: 2017-10-17 22:46:09 (58 ヒット)

北朝鮮脅威論を煽り、儲けを狙う軍需産業とその手先
〜戦後政治の大きな分岐点となる総選挙〜






半木 智


「北朝鮮の挑発行為」という言葉をすべてのマスコミ(赤旗も)が用いています。私はここに違和感を持ちます。

「挑発」という言葉は相手に何らかの行動を起こさせようとして為される行為です。北朝鮮は世界に対してどんな行動を要求しているのでしょうか。

自国に対する軍事行動や経済封鎖を求めているのでしょうか。そんな馬鹿げたことはあり得ません。「挑発」という言葉を使うすべてのマスコミに問いたい。北朝鮮は何を望んでいるのでしょうか。

マスコミの言葉づかいでおかしいことがもう一つあります。「北朝鮮のミサイル」です。辞書を引けばすぐ分かりますが、「ミサイル」は弾頭に爆弾を装備したロケットのことです。この間、北朝鮮が飛ばしていたのはすべてロケットです。あのトランプ大統領が正確に「小さなロケットマン」と言っています。

北朝鮮の核は「挑発」ではなく「悲鳴」
以下のことは私が考えたことではありません。以前朝日新聞に掲載された某独立法人の主任研究員の話です。私が今一番納得できる北朝鮮像です。彼はこう言います。

北朝鮮が一番恐れているのは、韓国に併合されるか、米国の攻撃を受けてイラクのように政権を潰されてしまうことだ。ところが悲しいことに、北朝鮮の経済力では、それらに対処するだけの軍事力を持つことができない。それらの恐怖に対抗しうる最もお金のかからない方法が核開発なのだろう。北朝鮮に侵攻すれば、その軍隊の目の前で核兵器を爆発させる。それが嫌なら軍事侵攻をするなということだ。
私は以前から、自国民を飢えさせているような国がどうして外国を侵略できるでしょうかと言ってきました。それに近い意味合いですが、こちらの方に説得力があるので紹介しておきます。

北朝鮮の核実験やロケット発射を私は容認しません。それは核廃絶とは正反対の行為です。けれども、これが彼らの「挑発」ではなく、彼らの「悲鳴」なのだということだけは指摘しておきます。

理屈から言えば、米国の核の傘に入っている日本は、北朝鮮の核開発に文句は言えません。核兵器禁止条約に賛成せず、席を立った日本のテーブルにおかれた折り鶴を、私は恥ずかしいと感じています。日本はこの条約に参加すべきでした。そうすれば、北東アジアの非核化の理念で、北朝鮮に核の廃棄を迫ることができたでしょう。安倍さんも、貴方はどこの国の首相ですかと、被爆者から迫られることもなかったでしょう。

「北朝鮮怖い」のイメージづくりの狙いはどこに
それもこれも「北朝鮮怖い」のイメージづくりです。今や日本人の多くが、北朝鮮を、理性を持たない国家と見做しています。本当に理性を持っていないのであれば危険極まりないのですが、60年以上国家を維持してきた政府には、最低限の理性はあるとみるべきです。そうでなければ外交は成り立ちません。

このイメージ作りで安倍さんは何を目論んでいるのでしょうか。一つは、この非常事態に対処するために、単純なまでの力による北朝鮮抑え込みを目指す自分が、総理として一番相応しいと国民に思ってもらうこと。もう一つは、財政赤字の日本で、誰からも文句を言われず、防衛費を増額することです。

彼はなぜ防衛費の増額に血道をあげるのでしょう。それは単純です。防衛費は軍需産業の利益になるからです。経団連に属する有力企業の多くが軍需産業です。寺島実郎さんが安保マフィアと呼びましたが、米国の多くの会社もこのグループです。ここに我々の税金を注ぎ込みたいのです。軍需産業ほど旨味の大きい商売はありません。

そう考えれば、九条改悪も同じ意味を持ってきます。安保法制で集団的自衛権を認めた安倍内閣の、今年の国家予算は過去最高です。それでも未だ、九条がある間は、基本的に、日本は自衛の武器しか持つことができません。それに苛立っている自民党の国会議員の口から、敵基地をたたく攻撃型兵器の必要性が語られるようになってきました。その方向は核武装までつながっています。

安保法制の時、私は銭、金を問題にしました。憲法を変えようと訴える人たちは、日本の平和や安全に関心があるのではありません。彼らは武器商人の手先です。
そして由々しきことに、今度の選挙に立候補している自民、公明、希望、維新の各政党が、全部この「手先」なのです。公明は不服かもしれませんが、安保法制に賛成しておいて「平和の党」とは笑わせます。

今度の総選挙は本当に戦後政治の大きな分岐点です。ここはリベラルの踏ん張りどころでしょう。






投稿者: rodo-info 投稿日時: 2017-6-24 9:11:31 (91 ヒット)

森友、加計、そして共謀罪〜何度でも騙されてよいのか





半木 智

「安倍総理に代わる人がいないから安倍さんを支持します」と言う人達に対して、「安倍さん以外だったら誰でもいい」と言っていた私の正しさが証明されました。

 森友学園、加計学園そして共謀罪について、政府、首相の説明に納得できないという人が圧倒的です。しかし、私は逆に、とても分かり易い、納得できる説明だったと思います。

 昭恵夫人、前川前事務次官に対する証人喚問。森友学園への国有地払い下げに関する財務省における値引き交渉の文書。加計学園の獣医学部新設に対する政府、今治市の厚遇実態。文科省と内閣府の説明乖離。共謀罪審議過程における虚偽答弁。

 「丁寧に説明」どころか、全てにおいて安倍さんは逃げまくっています。これは、これらの課題に対しての問題点の指摘が正当だという何よりの証拠です。簡単に言ってしまえば、後ろ暗いから、説明ができないから逃げているだけです。世間ではよくある事ですが、一国の総理としてこれほど浅ましい姿はありません。

 森友学園、加計学園については自分の親しいお友達に対する便宜供与。これは汚職です。共謀罪については、テロ対策のために必要だという嘘の看板で、国家権力に対する抵抗勢力を一網打尽にしたいという独裁者の願望。民主主義の否定です。

 どうしてこんな内閣の支持率が下がらないのか不思議だったのですが、やっと下がり始めたようです。しかし、それもこの程度であれば、北朝鮮がロケットの2・3発も打ち上げればすぐに元戻りかも知れません。

 とりわけ問題が多いのは共謀罪です。これは治安維持法の復活です。
 
 こんなに酷い立法過程は初めてでした。国際犯罪防止条約を批准するために必要だ。これが無ければオリンピックが開けない。一般の人達が対象になることは無い。これらの説明がことごとく嘘だったという事は、今や明らかです。ここの所が理解できない人は自分の不勉強を恥じてください。少し注意深くなるだけで分かる話です。恥じない人達が民主主義を駄目にします。

 あまりにも酷い内容に日弁連、国際ペンクラブ、国連の人権委員会までもが懸念を表明しました。これらの組織は言論の自由と人権保障を専門とする最高レベルの人の集まりです。不勉強は仕方が無いにしても、せめてこれらの組織からの異例とも思える勧告が気にはなりませんか。

 かつてこの国は、満州事変に絡んだ国際的非難に抗して国際連盟を脱退しました。その後の悲劇を知らない人はいないでしょうが、あの時の政府も、間違っているのは世界の方だと言い張ったのです。

 改めて言いますが、戦後、「私達は騙されていた」と言う人々を、伊丹万作が痛烈に非難しています。「騙されていた」で事足れりとしているような国民は、今後何度でも騙されるだろうと。

 ついでに言っておきますが、安倍さんが大きな影響を受けたとされる安倍さんのお祖父さんは満州国の最高幹部でした。

 こんな事を書いていると私も共謀罪の適用対象にされそうです。施行前でよかった。





投稿者: rodo-info 投稿日時: 2017-4-19 21:28:42 (210 ヒット)

天皇のために命をささげることは最大の親不孝―ー教育勅語の徳目がめざすもの





●●半木 智●●


 森友学園の問題で首相夫人関与の疑いが濃厚になっています。予算委員会で「私や妻が関わっていたなら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁してしまった首相は、責任を首相夫人付きの公務員一人に負わせようと無理な理屈を展開しています。

 ご褒美と口封じの一石二鳥で、その公務員はヨーロッパに栄転するとか。

 彼のようなポピュリストの特徴は(トランプさんも同じ)、自分の発言で都合の悪い部分は知らん顔をして恥じないところにありますから、自分の奥さんやその公務員が決定的な発言をしない限り、これで逃げおおせると高をくくっているのでしょう。どうしてこんな人間の支持率が落ちないのでしょうか。

 それはともかく、この件で名前の出た一連の人たちが信奉する教育勅語について一言申し上げます。

 彼らは、さすがに、この勅語の結論である天皇のために死ねということが正しいとは言いません。けれども、多分、内心ではそれこそが美しく正しい人間の生き方だと思っているに違いありません(ただし、実際に死ぬのは自分らではなく、下々の庶民だとも思っているでしょう)。でなければこれを有難がる理由がありません。

 代わりに彼らはこう言います。勅語には素晴らしい徳目が含まれている。だから勅語を全否定するのはおかしい。親を大事にし、友達を信頼し、夫婦仲良くのどこが悪いと言います。そう言われるとみんな黙ってしまうのですが、ごまかされてはいけません。

 私たちがこれらの徳目を正しいと思うのはヒューマニズム(人本主義)に基づいているからです。しかし、教育勅語のそれはそうではありません。勅語の言わんとするところは、それらの徳目を実行して一見健全な社会を作り、そこで力を養い、力を蓄えて、いったん事があれば天皇のために命を差し出すべきだとの主張にあるのです。

 これは根本的な違いです。こう言えば分かり易いでしょう。親不孝の最たるものは何でしょうか。親より先に子供が死ぬことです。ところが、教育勅語はそれを強制するのです。戦争中のことを思い出してください。どれだけ多くの若者が「先立つ不孝をお許しください」と書き残して死んでいったでしょう。何が「父母に孝に」でしょうか。

 多くの人たちが認めるヒューマニズムに基づく文言と字面が似ているというだけで、教育勅語の精神が素晴らしいというのは詐欺的手法です。

彼らはこんな詐術も用います。明治神宮のホームページに教育勅語の訳文が載っています。そこで天皇のために命を捧げなさいという部分をこんな風にねじ曲げています。

「非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません」。

教育勅語が歴史的にどんな役割を果たしてきたのかを少しでも真剣に考えるのなら、こんなとぼけた訳文を載せられるはずがありません。

前回私は伊丹万作の言葉を引きましたが、今、彼の腹立ちがよく理解できます。





投稿者: rodo-info 投稿日時: 2016-8-23 22:33:53 (452 ヒット)

自民党憲法改正草案と天皇の「お言葉」





●●半木 智●●


 参議院選挙が終わって1か月以上がたちました。今や、マスコミはオリンピックと熱中症以外に興味がなさそうです。

 正直私は、これは行きつくところまでいかなければ駄目なのかもしれないと思い始めています。

 評論家の寺島実郎さんは選挙当日朝のテレビ出演にあたり、報道関係者から「自民党単独過半数、改憲勢力3分の2は確実」との情勢分析を聞かされました。思わず「国民はそれほど愚かではないはず」と答えると、その報道関係者は畳みかけるように「いや、愚かなんですよ」と応じたそうです。

 寺島さんは、結果はもう少しましだったと言いたかったようですが、私はそうは思いません。結果は予想とほとんど変わりませんでした。一定のレベル以上の人にとって安倍政権の危険度は自明のことなのに、多くの人はこれを理解しようとしません。

 私は先日、70代の商店主と20代の銀行員に同じ質問を投げかけてみました。

 「去年、瀬戸内寂聴さんが安保法制反対のデモに参加したことを知っていますか」。

 当然ですが二人ともそれを知っていました。

 「その事実だけでも安保法制が悪い法律ではないかと疑いませんか」。

 驚いたことに2人ともそうは思わないと答えたのでした。そこで更にこう言ってみました。
 
 「寂聴さんは多くの人から尊敬されている。それは彼女の高い学識、豊富な人生経験、高潔な人格、人に対する深い思いやりなどからきている。九十歳を超えたその人が、大病を患った体を炎天下の東京までなぜ運んだのか。それ程までにしても反対しなければならない悪い法律だと彼女が考えたからではないか。それでも貴方は疑いを持とうとしないのですか」。
 
 これは本当の話ですが、こう言うと2人とも「あっ」と声を上げたのでした。そして「言われてみればその通りです」と続けました。

 それなりの教養があるごく普通の人たちの理解能力の程度がこんなものです。私たちは噛んで含めるようにことを伝えなければなりません。

 かつて映画監督の伊丹万作が、戦争が終わった後、自分たちは軍部に騙されたと言って戦争責任を回避しようとした人々に対してこう警告しています。

 「『だまされていた』と言って平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう」。

 そんな中で天皇の「お言葉」が発表されました。

 今上天皇が、象徴天皇を単なる静的なお飾りとせず、能動的に務めていくために考え、行動してきたことがよく分ります。そして、もう齢なのだから休ませてほしいとの訴えも多くの人の共感を呼ぶものです。

 しかし、一部の人たちにとってこの生前退位は認められない事情があります。それは天皇の神格化を狙っている人たちです。神である天皇も退位してしまえばただの人間になってしまいます。ただの人間になる可能性のある人物を神にする訳にはいきません。八割を超える人が生前退位に賛成ですが、中々ことは進まないでしょう。

 どういう訳か、「お言葉」の中で一番意味のある文章に触れた解説が見当たりません。そこで私が解説します。その文章は最後のほうにあります。

 「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ」の部分です。

 思い出してください。自民党の憲法改革草案を。その中で彼らは天皇を「元首」にするとしています。これは神格化にもつながるのでしょうが、天皇はそれを断固拒否しているのです。

 彼は自分が生涯をかけて具現化してきた「象徴天皇」を変質させることなく、未来にまで続けていくことを強く希望しています。

 思えばここ何年も天皇、皇后の二人は、折に触れて、戦争の反省、平和の尊さ、それを支えた憲法の大事さを述べています。心ある人たちには、これが右傾化する安倍政権に対する抗議だと分かったのですが、気が付かない人が大勢いました。天皇はこの鈍い人たちにもはっきり分るようなメッセージを発したのです。

 前半に書いた寂聴さんの話に出てきた二人も、ここに気が付いてくれることを祈りたいと思います。




投稿者: rodo-info 投稿日時: 2016-6-3 0:00:00 (343 ヒット)

6.5全国総がかり大行動へ!

『明日を決めるのは私たち - 政治を変えよう!6.5全国総がかり大行動』
 6月5日(日)14時〜15時半
 国会議事堂周辺〜霞ヶ関周辺





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